iPhone5s/5cの料金と価格を分析!3キャリアでこんなに違う!

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2013年9月21日に日本で発売が開始された
アップルの新型「iPhone」
「iPhone 5s」と「iPhone 5c」という
初の2モデルでの展開に加え
いよいよNTTドコモからもiPhoneが発売され
例年以上の注目度となっています。
”ドコモiPhone”の登場で料金はどう変わったのか。
どのキャリアのiPhoneを買えばお得なのか。
3社の料金と価格を分析してみました。

基本料金・パケット定額料

3社の支払いイメージを表にすると
このようになります。

3社の「iPhone 5s/5c」の毎月の支払いイメージ

NTTドコモ au ソフトバンク
サービス名 月額 サービス名 月額 サービス名 月額
タイプXi にねん 780円 LTEプラン 980円 ホワイトプラン(i) 980円
spモード 315円 LTE NET 315円 S!ベーシックパック(i) 315円
Xi パケ・ホーダイ
for iPhone
5,460円 LTEフラット+LTEフラット
スタート割り(i)
5,460円※ パケットし放題フラット
for 4G LTE
5,460円※
合計 6,555円 6,755円 6,755円

※最大2年間の料金。3年目以降は5,985円。ユニバーサルサービス料の月額3円は含まない。

まずは、基本代金を含まない
3社の基本的な利用料金を比べてみましょう。
ソフトバンクモバイルとauは、「iPhone5」から変更はないようです。
基本料金の「ホワイトプラン(i)」と「LTEプラン」には
同一キャリアへの国内通話無料
(午前1時から午後9時まで)が含まれており
基本料金は月額980円となります。
これに対してNTTドコモの「タイプXiにねん」は
月額780円で他社より200円ほど安いのですが
無料通話が含まれていないので注意しましょう。
よく通話する人は、国内のドコモ回線への通話料が無料になる
月額700円の「Xiカケ・ホーダイ」を活用するといいでしょう。

パケット定額料は、3社とも5,460円で横並びになりました。
ソフトバンク、auともに、iPhoneのパケット定額サービスは
自社のAndoroidスマートフォンより安く設定していますが
新たにiPhoneを取り扱うNTTドコモも同様に安く設定してきました。
通常の「Xiパケ・ホーダイフラット」は月額5,985円なので
iPhoneは525円安い計算になります。
3社のパケット定額料で注目したいのは
NTTドコモは3年目以降も月額5,460円であること。
ソフトバンクとauは。3年目以降は525円値上げされて
月額5,985円となります。
同一キャリアで長く使おうとするなら
NTTドコモがお得になります。

端末価格と毎月の割引

次に端末価格を比較してみましょう。
3キャリアとも、毎月の支払に割引を適用し
端末の負担額を無くしていく方式をとっていて
「iPhone 5c」の16GBモデルの場合は
MNP(電話番号そのままでの他社への乗り換え)/新規契約/機種変更ともに
2年間利用すれば実質負担金は0円となります。
ただし、毎月の割引額(NTTドコモ「月々サポート」、
au「毎月割」、ソフトバンク「月月割」)が異なるため
「端末総額」、すなわち一括支払い時の支払額は異なります。
3社のiPhoneの端末価格と毎月の割引を表にまとめてみました。

iPhone 5sのMNP/新規契約時の端末価格と毎月の割引合計

NTTドコモ au ソフトバンク
iPhone 5s 16GB 実質負担額 0円 0円 0円
端末総額 95,760円 68,040円 68,040円
毎月の割引合計 95,760円(3,990円×24) 68,040円(2,835円×24) 68,040円(2,835円×24)
32GB 実質負担額 10,080円(420円×24) 10,320円(430円×24) 10,320円(430円×24)
端末総額 95,760円 78,120円 78,120円
毎月の割引合計 85,680円(3,570円×24) 67,800円(2,825円×24) 67,800円(2,825円×24)
64GB 実質負担額 20,160円(840円×24) 20,640円(860円×24) 20,640円(860円×24)
端末総額 95,760円 88,200円 88,200円
毎月の割引合計 75,600円(3,150円×24) 67,560円(2,815円×24) 67,560円(2,815円×24)

iPhone 5cのMNP/新規契約時の端末価格と毎月の割引合計

NTTドコモ au ソフトバンク
iPhone 5c 16GB 実質負担額 0円 0円 0円
端末総額 85,680円 52,920円 52,920円
毎月の割引合計 85,680円(3,570円×24) 52,920円(2,205円×24) 52,920円(2,205円×24)
32GB 実質負担額 0円 4,800円(200円×24) 4,800円(200円×24)
端末総額 95,760円 63,000円 63,000円
毎月の割引合計 95,760円(3,990円×24) 58,200円(2,425円×24) 58,200円(2,425円×24))

特に、新規参入のNTTドコモは
端末総額がほかの2社に比べて飛び抜けて高く設定されています。
その分、毎月の割引は
他社が2,000円台のところが3,000円台と高くなっていて
2年間使えば、実質負担金に大きな差がないようになっています。
唯一、大きな差があるのは「iPhone 5c」の32GBモデルで
実質負担額の差は4,800円となります。
また、値付けも独特です。
他社はストレージの容量で段階的に価格を設定していますが
NTTドコモは「iPhone 5c」の16GBモデル以外の4機種は
すべて95,760円となっています。
毎月の割引額に差を付けることで、違いを出しています。

auとソフトバンクのほうが本体代が安いからといって
NTTドコモのユーザーが安易に乗り換えると
解約手数料(9,975円)に加え、MNPに関する手数料
(MNP転出手数料2,100円、新規契約事務手数料3,150円)が
合計15,255円ほど発生するのでご注意ください。
NTTドコモの今回の値付けは
「2年間契約し続けてくれれば、手厚くサポートします」
という狙いがあると言えます。
これに対してほかの2キャリアに関しては端末代が安いので
1年後の新型iPhoneに絶対乗り換えるという人たちにとっては
メリットのある価格になります。

MNP、機種変更でお得なのはどこ?

新型iPhoneを購入するにあたって
MNPを活用し、他社へ乗り換える価値はあるのでしょうか?
それを判断するには、各社の割引戦略に注目してみましょう。
まず3社とも、MNPを利用した乗り換えユーザーに対しては
基本使用料を最大2年間にわたって無料にしています。
auとソフトバンクモバイルはそれぞれ
「auにかえる割」「バンバンのりかえ割」で月額980円の基本使用料が
最大2年間割り引かれ、さらに「iPhone 5c」の購入者には
最大10,000円のキャッシュバックを用意しています。
NTTドコモは、他社からの乗り換えユーザーが対象の「ドコモスイッチ割」で
最大1年間、月額780円の基本使用料を割り引くほか
以前NTTドコモを利用していた人が対象の「ドコモへおかえり割」で
最大2年間基本使用料を0円としています。
さらに解約時のドコモポイント相当額が割り引かれるので
MNPでドコモに戻る人にとっては手厚いサポートとなっています。

また、各社とも機種変更する場合にも割引戦略が用意してあります。
ソフトバンクでは「iPhone 4s」「iPhone 4」の残った機種代金と同額を割り引く
「残債無料キャンペーン」を実施していて
早くからiPhoneを取り扱ってきた同社ならではの割引戦略といえます。
さらに、パケット定額料を1年間4,410円とする「かいかえ割」も適用されるので
機種変更については3キャリアの中でもっとも厚いサポートを用意してあります。
auは機種変更に関しては割引戦略が乏しいです。
ソフトバンクも同様のサービスを実施する「家族でスマホおトク割」(旧型iPhoneを
家族が利用することで、家族の月額基本使用料が最大2年間0円になる)や
後述する「下取りプログラム」などがメインで
利用料金が値引きされるような割引戦略は用意されていません。
NTTドコモは「月々サポート」を最大10,080円(420円×24)増額する「iPhone買いかえ割」や
iモードケータイとiPhoneの2台持ちで、iPhoneの基本使用料を最大1年間0円
パケット定額料を最大1年間4,935円に割り引く「プラスiPhone割」を用意しています。

なお3社とも新型iPhone購入者を対象に手持ちのiPhoneを下取りする
「下取りプログラム」を実施しますが、下取り価格(ポイント)に違いがあります。
NTTドコモは最大20,000ドコモポイントで下取りし
ポイントは1,000ポイント×20ヶ月で受け取れる仕組みになっています。
ドコモポイントは機種変更時に1ポイント1円で利用できるほか
アクセサリーの購入などに利用できます。
ただし、今回の新型iPhoneへの値引きには利用できません。
auもポイントで下取りする形で、「iPhone 5」の64GBモデルを28,000ポイント
32GBモデルを26,000ポイント、16GBモデルを24,000ポイントで下取りします。
auポイントは1ポイント1円相当で機種変更などに利用でき
今回の新型iPhone購入の際には分割で割り引く形で利用できます。
ソフトバンクは、ポイントではなく、下取り金額を月々の利用金額から値引きするスタイルとなります。「iPhone 5」の64GBモデルなら25,000円(1,000×25か月間割引)
32GBモデルなら23,000円(1,000円×23か月間割引)
16GBモデルなら21,000円(1,000円×21か月間割引)の割引が受けらます。
下取りのポイント・金額だけを見れば、auが一番お得です。
また、auとソフトバンクは自社のiPhoneが下取り対象なのに対し
NTTドコモは他キャリアのiPhoneでも対象となるため
MNPの際にも「下取りプログラム」を利用できるのがメリットと言えます。

キャリアごとの選ぶポイントは?

以上、3社の料金プラン、端末代金を比較してみました。
2年間使うことを前提にすると
基本使用料に無料通話が含まれていないNTTドコモがわずかに安いようです。
実質負担額もほかの2社に比べると数百円から数千円安く、0円のモデルも多い。
しかし、無料通話の「Xiカケ・ホーダイ」を含むと他社よりも割高となるため
どれほど通話するかが選択の分かれ目となりそうです。
機種変更に限ってみれば
ソフトバンクのパケット定額料が1年間4,410円となるなどお得感が強いです。
1年ごとに新型iPhoneに買い替えたい人は
端末代金が安いauかソフトバンクを選ぶといいでしょう。

なお、NTTドコモになくて、auとソフトバンクにある割引制度が「auスマートバリュー」と「スマホBB割」です。
対象となる固定回線を契約しているユーザーであれば
パケット定額料が最大2年間1,480円値引きされるサービスで
2年間の割引額は35,520円にもなります。
もし、自宅の環境が契約可能であれば、使わない手はないでしょう。

iPhone 5s/5c 買取額

最高買取価格:
iPhone 5s 16GB  ¥47,000
iPhone 5s 32GB  ¥48,000
iPhone 5s 64GB  ¥50,000

iPhone 5c 16GB  ¥30,000
iPhone 5c 32GB  ¥28,000

※キャリア・色により価格が異なる場合がございます。

(2014年5月3日現在)
最新買取価格はこちら → https://mobax-nagoya.com/price/mobile/